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依頼は「巣の破壊」だったからこれで任務完了ではあ
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2020-05-07 06:11:07

" 依頼は「巣の破壊」だったからこれで任務完了ではあるが、流石に怒り狂った魔物を大量に放置するのはマナーが悪すぎる。
シュペンサーには悪いが、強制的に「黙って」貰うことにする。
砂煙が晴れた 報稅公司 を期に気配だけで付けてた狙いを目でも確認し、一言。
「<<万物を貫く慈悲深き落雷>>」
晴天の空から無数の雷が発生し、避ける暇さえ与えず全てのシュペンサーを貫いた。
最後だけは詠唱破棄。
光の上級魔法に分類される。
こうなったからには、授業で実践できない属性を使うに限る。
趣味の「暇潰し」の効力は薄まるが、実験できる、という意味で有意義にはなる。
「水と、土と、光か」
「……なるほど…Sランク以上をまとめて受けるだけはある、かな」
俺がこの任務に要した時間は締めて5分弱。
それほど急いだわけでもないので、こんなものだろう。
「……やるな」
「初級と中級、上級であれだけの威力ってことは、魔力操作が巧いんだねぇ」
感心したように言いながら寄ってくる2人に、肩を竦めて返事とする。
本来なら依頼を受けて完遂した場合、その完遂を公式ギルドが確認するための「目印」を置く義務があるんだが、今回は公式ギルドでもそれなりの権限を持つ指導員が同席してるわけだし、不要だろう。
従って此処に居る意味はない。
時間を無駄にする気はなかったので次の依頼書を同行者に見せ、またさっさと転移した。
次の場所は森だった。
正式名称は知らないが、通称は「ユルルの森」。
ユルルと言うのは少女の名前で、昔むかし―――…という感じの曰くがあるらしい。
怪談話の一種らしいが、興味がなかったため詳しくは聞いてない。
「久しぶりに来たなー、ユルルの森」
「そうだな」
「ユルルは元気かねえ」
「元気……とは、何を指すんだ?」
「……えっと。死んでるから「元気」は変だってことか?ジャン」
「それも含めてだ」
いつもの俺なら確実にツッコミを入れる会話だが、今は完璧にスルー。
能天気な会話を交わす2人を、ふと振り返った。
いきなり足を止めて振り返った俺に、シロが鑪(たたら)を踏む。
そのシロも疑問を宿した瞳で俺を見たジャンも、どちらも見えるよう意識して、ただ上を指差した。
次の瞬間、頭上に影が差す。
慌てて天を仰いだ2人と俺は、その影が攻撃してくる寸前に、その場から跳躍した。
ついさっきまで俺たちが居た位置に、大量の木の葉が「突き刺さる」。"
上一篇:但强硬归强硬
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